羊毛フェルト【にじたま屋】作家のきたがわたけしです。
この記事では、僕がどうやって「ハンドメイド(羊毛フェルト)の収入で食べていけるようになったのか?」その「考え方、必要な事」を具体的にお伝えしています。
シリーズ第3回目!
今回は「ハンドメイドを「仕事」にするには?」について話ていきますね。
ハンドメイドを「仕事」にしたいなら、大きなハードルを越える必要があります。
それは「自分の作りたい作品を作らない」という事です。
は?
と、思うかもしれませんが、仕事にしたいなら…です。
「いやいや!自分の好きな作品を作って売れないなら、そんなのハンドメイド作家の意味ないじゃん!」
って人はハンドメイドを仕事にしてはいけません。
あくまでも「趣味」、販売は「趣味の延長」としてやっていくべきです。
自分の好きな事をやって、食べて行けるほど世の中甘くありません。
よく「好きを仕事にする」「得意を仕事にする」とか聞きますが、それは表現が間違っています。
「好きで得意な事が、ニーズに合っているなら仕事になる」が正解です。
前回の話「どんな作家を目指すのか?」を思い出してください。
👇第2回目の記事はコチラnijitamaya.hatenablog.com
その中で「自分を満足させる為」の活動は「お金」にする事が難しくて、「他人を満足させる為」の活動はニーズに応えるので「お金」になりやすいという、それぞれの「特性」を理解する必要があるという話をしました。
例えば、喉が渇いて困っている人に、水を用意してあげたらどうなりますか?
そうです、「求めていたもの」を用意してあげれば売ろうとしなくても、必要としているので買ってもらえるんです。
これが「他人を満足させる為」の活動が「お金」になりやすいという事です。
では、特に喉も乾いていない人に「当店自慢のオリジナルドリンクはいかがですか?」って進めるとどうなりますか?
必要としていないので「ふ~ん」なんですよ。
なので、オリジナルドリンクの良さを知ってもらう為、興味を持ってもらう為には「セールス」して、気に入ってもらうことで初めて買ってもらえるんです。
だから「自分を満足させる為」の活動は「お金」にするのは難易度が上がるという事です。
「ハンドメイドで食べていくのが難しい」と言われる大きな原因の一つが、ほとんどのハンドメイド作家は「自分を満足させる為」の活動をしているからです。
でも、別にそれが「駄目な事」ではないんですよ。
「趣味」として楽しむことが「目的」なら。
それが本来のハンドメイドのあるべき姿だと思うし。
でも「ハンドメイドを仕事にしたい」とか「ちゃんとした収入に繋げたい」って事が「目的」なら「趣味」ではなく「ビジネス」として考えるようにしなければ駄目なんです。
「困っている人」に対して「その問題を解決できるサービス・商品」を用意する。
その「サービス・商品」を欲しい人が「同等の価値(お金や物)」と交換をする。
「価値」と「価値」の交換これが「ビジネス」です。
勘違いしている人が多いですが「売る=ビジネス」ではありません。
「誰かの悩み・問題を解決」する事これがビジネスの「本質」なんです。
この考え…
これが理解出来ていないと…絶対にハンドメイドを「仕事」にして食べていく事はできないです。
仮にヒットする様な作品を生み出せて上手くいったとしても、それは一時的なだけで必ず終わりを迎えます。
でもビジネスを理解していないと「次」を生み出すことが出来ないので「一時的な収入」を得る事は出来ても「安定した収入」にする事が出来ません。
それでは、仕事にして食べていくのは無理ですよね。
「ハンドメイドを仕事にして食べて行く」って、みんながやっている「当たり前」とは違うんですよ。
普通とは違う「仕事」「生き方」を選択して勝負する訳です。
普通の会社員やアルバイトも、「勤め」に行って、自分の時間を使って働く事で会社から給料を貰えます。
でも、自分の時間を使って作品を作っても、誰も給料なんてくれないんです。
自分の力で「商品」や「サービス」を生み出して、自分の力で「販売」して…
「事業」なんですよ。
「ハンドメイドを仕事にして食べて行く」って、「ハンドメイドで起業する」って事なんです。
その覚悟が出来ていないと…絶対に上手くはいきません。
仮に上手くいったとしても…売れれば売れるほど、辛くなり嫌になり、疲弊してハンドメイド作家を辞める事になります。(これはまた、後日に解説します)
今回は、ハンドメイドを「仕事」にするには?という話をしましたが、このテーマではあと一つ重要な事をお伝えしないといけません。
長くなるので、このテーマは前編・後編に分けて伝えます。
では今回の話をまとめます。
・ハンドメイドを「仕事」にしたいなら、「自分の作りたい作品を作らない」
・「好きを仕事にする」「得意を仕事にする」は間違い。「好きで得意な事が、ニーズに合っているなら仕事になる」が正解
・「趣味」ではなく「ビジネス」として考えるようにしなければ駄目
・「価値」と「価値」の交換これが「ビジネス」
・「誰かの悩み・問題を解決」する事これがビジネスの「本質」
・覚悟が出来ていないと…絶対に上手くはいきません。
※次回予告~!!
①一番最初にやる事!
②「作家を目指すなら、どんな作家活動を目指すのか?」
③ハンドメイドを「仕事」にするには?「後編」を話します!
④ハンドメイドは「生涯の仕事」にはならないという現実
⑤作家が疲弊するのはなぜか?
⑥リアルな収入の上限は…
⑦それでも「ハンドメイドで食べていきたい」なら…
まだまだ続きます!
とても大切な話なので、引き続き参考にしてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
為になると思ったら「読者登録」して頂けると嬉しいです!
👇HP開設しました~!
こちらから、「うちの子オーダーお問い合わせ」や「オンライン教室」「無料相談/個別コンサル」「作品ギャラリー」などが見れます。HPからYouTubeチャンネルにも行けますので、ご覧ください!