羊毛フェルト「うちの子」オーダー専門店【にじたま屋】作家のきたがわたけしです。
今回も作品紹介です!
作品紹介では、作品とお客様の愛犬愛猫との比較写真などを掲載しています。作品動画もありますので、これから羊毛フェルトのオーダーをお考えの方は参考にしてください。
今回作成したのは赤毛の「柴犬」
この子を作成させてもらいました。
犬作品の場合、犬種によって特徴を表現するのが、猫を作る時より難しい…僕の場合ね。
やっぱ、猫と生活しているので猫作品の方が得意になってくる。
まあ、そりゃそうだね。
なかなか上手に似せてあげられない事も度々…
う~ん…そろそろ猫オーダーのみにしようかなぁ…
な~んて、考えていたりする。
そんな「迷い」は、やはり作品に現れます…
この写真の状態で「完成しました!」と報告するも…
本っ…当に、申し訳ない事に、まったく似てない…。
もちろん、完成した時点では自分では似ていると思い込んでいるんだよね。
冷静になってみると似ていない箇所に気づくんだけど…
「やっと、完成した~」って感じで、すぐに知らせてあげたいという思いも手伝って「完成しました~!」と、報告してしまう…。
作家あるあるではないかと…(笑)
でも、ワクワクして待っていたお客さんは…
「え?!」ってショック受けるよね…。
結果、お客さんに「ここが似ていません…」と、とても言いにくい事を言わせてしまう…。
お客さんにも気を使わせてしまうし…本当、反省ですね。
さて、特に「目の大きさ」を指摘されたので、修正してみたものの…
う~ん…
「修正ありがとうございます。でも、やはりイメージが違うんです…」と。
うん、お客さんの言う通り僕自身もしっくり来ていない…
でも、絶対に「似せて」あげないと…
形見の実毛も使っているし。
お客さんにお願いして、しばらく修正の時間を頂く事にしました。
こういう時は、一旦作品から離れる必要があります。
別の作品に取り掛かり、合間を見て「違和感」の正体を突き止める事に時間を使いました。
僕の作品は基本的に犬も猫も「10mm」のガラスカボションを目玉に使用しています。
でも、犬作品の場合、犬種により「目玉のサイズ」を変える必要があります。
例えば「チワワ」なら12mmを使いますし、大型犬なら8mmを使用したりする訳なのですが…。
今回の柴犬は中型犬…
10mmか8mmか??
過去に数回柴犬は作製したことがあるですが、これまでは10mmを使用していました。
その経験から、今回も10mmを使用したのですが…
似ていない原因はコレ!!
昨年までの作品は、今より少しだけ作品のサイズを大きめに作っていたので10mmでも良かったのです。
「原因」さえ分かれば、後は修正するだけ!!
そして完成した姿がコチラです!
モデルさんとの比較!
何とか似せる事が出来て、無事にお届けする事が出来ました。
お客さんからもこの様な声を頂けました。
無事届きました。いろいろ無理を言いましたが、快く引き受けてくださり、ありがとうございました。元気な時を思い出し、帰って来てくれたようで嬉しいのと、本当にいなくなったんだなぁ…と思うと淋しいのと、まだ複雑ですが…
この子が見ててくれるから、待っててくれるから…これからは頑張れそうです。ありがとうございました。大事に大切にします。( 2022.11.09 )
YouTubeチャンネルにも完成動画をアップしました!
写真とは違って見れるので、ご覧ください!
やはり、ご家族からの「アドバイス」は「似せる」為にはとても大切な情報だと改めて感じましたね。
最後にお客さんから、こんな言葉を頂いて…
これからも、私はみたいにペットを亡くして、どうしていいかわからない人たちを助けてあげてくださいね。
ありがとうございました。
ああ…そうだよなぁ
その為に、この仕事やってるんだもんなぁ…。
猫作品だけにしようかと考えていたけど、考え直そう…。
今回は、久々に考えさせられる作品、経験となりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
このブログでは、羊毛フェルトの作品紹介だけでなく、「いつかハンドメイドで食べていきたい!」と考えている方に、ハンドメイド一本で生計を立てている現役の「専業作家」として有益な情報発信をしていきますので、宜しければ読者登録して頂けると嬉しいです!
羊毛フェルトのオーダー「お問合せ」はコチラ!
👇Creemaからのお問い合わせはコチラ
👇minneからのお問い合わせはコチラ
👇ポチっと応援してくれると嬉しいです!