羊毛フェルト【にじたま屋】

羊毛フェルト「うちの子」オーダー専門店

羊毛フェルト上達講座: 劇的に技術を上げる「5つの要素」その3-型(形)を理解する

羊毛フェルト【にじたま屋】作家のきたがわたけしです。

このブログは、ハンドメイドや羊毛フェルトを「仕事」にしたいと本気で考えている人に向けて、実際に羊毛フェルト一本で生計を立てている僕の「生の情報」を発信しています。

 

こんにちは、【にじたま屋】きたがわです。

さて、今回も【劇的に技術を上げる「5つの要素」】3つ目のテーマ「型(形)を理解する」について話します。
フェルト教室などに通ったり、オンライン講座を受けてみたけど、思う様に上達しないという人は必見!

技術を上げる5つの事
僕は技術を上げる為には5つの事が必要だと考えている。
①「目的(何のためにやるのか?)」を理解する事
②4つの基本を重視する事
③型(形)を理解する事

④目的を知り数をこなす事

⑤記録に挑戦する事
これは羊毛フェルトに限らず、どんな事にも当てはまると思う。
僕自身、前職も含めて常にこの5つの事を念頭に仕事をして、満足のいく結果を得ることが出来ているのでシェアしようと思う。

「型」を理解する事

僕は「型」を覚えて「形」を理解することがとても重要だと考えている。
「型」というのは「模範となるもの」「手本となるもの」を指す。
「形」というのは「姿、かたち」の事だ。

仕事でも、遊びでも、スポーツでも、どんな事でも共通するが、まずは「型」を覚え、徹底的に真似してみるのが上達の近道だ。
ただし、これには「条件」がある。

それは、「本質」を理解していることだ。

もちろん、最初は「形」から入ると思う。というか、形から入るのが普通だ。
例えば「スキー」だが、上級者が小回りしている姿をイメージして欲しい。(※ジャッ、ジャッ、ジャッ、と細かく連続ターンすること。)
どうだろう?
スキーをやった事がない人や、まだそのレベルにない人はおそらくこう思っている。
「足を細かく早く動かすんだ!」と。

実は答えは全く違う。
実際は重心移動を速く行っているのだ。

この様に、原理原則や本質を理解せずに「形」だけを真似していては「間違った方法」を一生懸命努力することになってしまう。
それではいつまでたっても努力が実る事はない。

では、どうすればいいのか?
事の本質を捉えるためには、いつも「なぜ?」を考えると良い。
「なぜ、この動きなのか?」
「なぜ、そうなっているのか?」
その様に考える事で、物事の原理原則、本質は見えてくる。

理屈を理解し、腹落ちさせることで、初めて自分の知識や技術に変わっていく。

羊毛フェルト教室に通てみたり、本や動画などで勉強してみたけど、いまいち上手くいかないって人は、この事に注意してやってみるだけで上達速度が変わると思う。

「形」を理解する

さて、少しややこしい話になるので注意していただきたいのだが、これから話す「形」は、先程の「型」に出てきた形の話とは違う。

ここで話す「形」とは、羊毛フェルトを作る時に理解してほしい姿、かたちの事だ。

「上手に猫を作るコツは?」という質問が多いのだが、コツは「見たままを真似して作って」だ。
別の言い方をすると「自分の中の猫のイメージを忘れて!」「あなたのイメージの猫を作らないで!」と言ったところだろうか?

自分の持っている固定概念ほど邪魔になるものはない。

例えば、絵の具を使って「キレイな川」を描くイメージをして欲しい。
どうだろう?
あなたは「川」の色に何色を使っただろう?
青?水色?
どちらも不正解だ。
絵の上手い人(見たままを真似して描ける人)は、川底の石などを描いて「透き通った水」を表現するように描くだろう。

つまり、水=青(水色)という固定概念に縛られていると、正しい姿を表現できないのである。

「形」=「見たままの姿、かたち」を理解しよう。
僕は粘土など、簡単に形を造形できるモノで練習して「正しい形」を立体的に理解してから、羊毛フェルトで造形していく事をすすめる。

猫の写真や動画はネットを検索すればいくらでも出てくる。
モデルを見つけて「形」を覚えるために粘土で練習してみると良い。
これは形を覚え、技術を上げる時間短縮につながるので是非やってみて欲しい。

最後に

羊毛フェルトで上手に作品を作る為には「自分の中のイメージ」で作るのではなく「見たまま」を作る様に心がけてみよう。

「こんな風に表現したら、変になるんじゃないだろうか??」と悩むこともあるかもしれない。
でも、そこを恐れずに(失敗を恐れずに)作ってみればいい。

みんな「一発」で上手く作ろうとし過ぎだ。
沢山失敗して、沢山作り直すことで技術は上がっていく。

失敗を恐れてはいけない。
失敗は成功するために必要な事だ。

失敗をしない様にしているから上達しない。
無駄に失敗を恐れるな。

「誰かに笑われたらどうしよう…」
そんなこと気にするな。

もし、あなたの失敗を笑う人がいたとしても関係ない。
その失敗を経験したことで、あなたは間違いなく成功に近づいている。
さあ、進もう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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