羊毛フェルト【にじたま屋】

羊毛フェルト「うちの子」オーダー専門店

羊毛フェルト上達講座: 劇的に技術を上げる「5つの要素」その1 - 目的の理解

羊毛フェルト【にじたま屋】作家のきたがわたけしです。

このブログは、ハンドメイドや羊毛フェルトを「仕事」にしたいと本気で考えている人に向けて、実際に羊毛フェルト一本で生計を立てている僕の「生の情報」を発信しています。

こんにちは、【にじたま屋】きたがわです。

さて、今回は「どうやって技術を磨いていくの?」と悩んでいる人に向けての話
フェルト教室などに通ったり、オンライン講座を受けてみたけど、思う様に上達しないという人は必見!

技術を上げる5つの事

僕は技術を上げる為には5つの事が必要だと考えている。
①「目的(何のためにやるのか?)」を理解する事
②基本を重視する事
③型(形)を理解する事
④目的をしり数をこなす事
⑤記録に挑戦する事

これは羊毛フェルトに限らず、どんな事にも当てはまると思う。
僕自身、前職も含めて常にこの5つの事を念頭に仕事をして、満足のいく結果を得ることが出来ているのでシェアしようと思う。

羊毛フェルトで説明しよう!

①「目的(何のためにやるのか?)」を理解する事

何だか「技術」とは関係ないと思うかもしれないが、とんでもない!
これが一番重要だと言っていい。
「何ためにやるのか?」ここがボンヤリしていると、作品の「仕上がり」と作品の「価格」に大きく差が出る。

「石切りたちの物語」をご存じだろうか?

ある旅人が、3人の石切り職人が石を削っているのを見つけました。
何をしているのか興味を持った旅人は、最初の職人に「何をしているのですか?」と尋ねました。
彼は迷わず「私は石切りで、石を削っています」と答えました。
まだ職人たちの仕事がよくわからない旅人は、2人目の職人に同じ質問をしました。
2人目の職人は「私は石切りで、家族を養うために石を削っています」と説明しました。
2つの異なる答えに戸惑った旅人は、3人目の職人に「何をしているのですか?」と尋ねました。
3人目の職人は「私は石切りで、大聖堂を建てているのです!」と言いました。

良く職場の研修などで「仕事の向きい方」として例に挙げられる話なので、似たような話を聞いたことがあるかもしれない。

同じ現場で同じ仕事をしている3人の男性だが、彼らには「目的(何のためにやっているのか?)」に大きな違いがある。
その結果、目の前の事をこなす「作業」をするのか、目的を理解して「仕事」をするのかで、それぞれがもたらす結果には大きな差が出てくることは想像できるだろう。

では「羊毛フェルト作家」や「ハンドメイド作家」に置き換えてみよう。

1人目の作家は「作りたい作品を作っています」
2人目の作家は「収入を得るために作品を作っています」
3人目の作家は「お客さんに喜んでもう為に作品を作っています」

この答え方を見て、どの作家が最も「価値のある作品」を生み出せる様になるだろうか?

もし僕が「収入を得る為」だけに「うちの子オーダー」を受けていたなら、ハンドメイドで食べていく事は出来ていないだろう。

僕も最初は、安易な考えで「ハンドメイドで稼げればいいや」からのスタートだった。
だから最初は作りたいモノを作って販売していた。
まさに1人目の作家「作りたい作品を作っています」の状態だ。

しかし、自分が作りたいものだけを作っていては売れない。
そこから「では、稼げるようになるためには?」を考えた。
「技術を上げて作品のレベルを上げれば売れるだろ」と考え、とにかく収入の為に練習をした。
2人目の作家「収入を得るために作品を作っています」の状態だ。
確かに作品のレベルを上げたら売れる様になった。
でもその価格は「相場」までしか行かないし、技術の向上も停滞した。

この理由は今なら分かる。
例えば5万円で売れる作品を作ろうと思ったら、5万円の技術しか身に付かないんだ。
なぜなら5万円で売る事が「目的」だからだ。
では、目標金額を上げればイイのでは?と思うかもしれないがそうはいかない。
なぜなら「価値」と「価格」を決めるのはお客さんなのだ。

僕は今、約30万円でオーダーを受けている。
なぜこの価格帯でもオーダーの予約が止まらないのか?
それは僕が「お客さんはどんな事を悩んでいるのだろう?」「何を解決してあげればいいのだろう?」「どの様にしたら心から喜んでもらえるだろう?」を考えて作品を作る様になったからだ。
3人目の作家「お客さんに喜んでもう為に作品を作っています」の状態にあるという事だ。

この段階になると「技術」を上げるのは「自分の為」ではなく「人の為」になるので「責任感」もより強くなる。
その為、「より価値のあるモノ」を作れるように、常に試行錯誤し技術を磨くので上達していく。

だから、技術を上げる為に「目的(何のためにやるのか?)」を理解する事がとても重要なんだ。

技術を上げる為に必要な「5つ」のうち、①の話をした。
①「目的(何のためにやるのか?)」を理解する事
②基本を重視する事
③型(形)を理解する事
④目的を知り数をこなす事
⑤記録に挑戦する事

長くなるので、「②基本を重視する事」は次回に。

最後に

作品のクオリティが上がれば、ある程度の金額で売れる様になる。
でも、どんなに頑張っても「相場」以上にはならない。

それでは「ハンドメイドで食べていく」ことは不可能だ。

「価値」と「価格」を決めるのはお客さんだ。
相場を上回る「価格」で買ってもう為には、お客さんにとって「価値」のある作品を提供できなければいけない。

そう考えると「目的(何のためにやるのか?)」を理解する事が重要だという意味が分かるはずだ。

僕も最初は、安易に「ハンドメイドで稼げればいいや」からのスタートだった。
でもそこから多くの失敗から学び、考え方を変化させ結果を出すことが出来ている。

今、「考え方が間違っていた!」そう感じたなら、今日から変えてみればいい。そうすれば必ず未来は変わる。

変化しよう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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