羊毛フェルト【にじたま屋】

羊毛フェルト「うちの子」オーダー専門店

ハンドメイドで食べていきたいなら「作家になる事」がゴールでは駄目!

羊毛フェルト【にじたま屋】作家のきたがわたけしです。

このブログは、ハンドメイドや羊毛フェルトを「仕事」にしたいと本気で考えている人に向けて、実際に羊毛フェルト一本で生計を立てている僕の「生の情報」を発信しています。


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ごめんなさい!

更新が止まってしまって!…あ、いつもの事か。

家族に大きな手術が控えているので、バタバタしていました…いや、してます💦

 

さて、今日から本格的に情報を発信していきます。

 

今日のテーマは「ハンドメイドで食べていきたいなら「作家になる事」をゴールにしていては駄目だよ!」という話をします。

 

「え?ハンドメイド作家になるんじゃないの??」

って思うかもしれませんね、誤解を恐れずに言いますが「ハンドメイド作家」になってもハンドメイドで食べていくことはできません。

 

今はハンドメイド作家になることは簡単です。

ある程度、自分で勉強して技術を身に着けたり、教室などに通って技術を学んだりすることが誰にでもできます。

近くに教室がなければオンライン教室もあるし、なんだったらYouTubeやネットを探せば無料で情報が転がっています。

 

そうやって、ある程度の技術・知識を身に着け、ある程度のクオリティの作品が作れるようになれば「ハンドメイド作家」になることができます。

実際、ハンドメイドをやった事がない僕でもその様にして作家になってるし。

 

作品を販売する手段も沢山あります。minneやCreemaなどのハンドメイドサイトを利用したり、ヤフオクやメルカリなんかでも気軽に販売できます。

作家同士で繋がりを作れるイベントに参加したり、雑貨屋さんやカフェなどで委託販売だってできます。

自分でHPを立ち上げて、そこで販売することが誰でもできる時代です。

 

だから、「ハンドメイド作家」になる事なんて簡単なんですよ。

月に数万円の収入ができればいいや!って人なら「ハンドメイド作家を目指す!」で良いと思うんですよ。

正直、多くの人が見て「凄い!!」とか「素敵!!」って思われるクオリティの作品が作れるなら、月5~20万くらいの売上を作るのなんてそんなに難しくなんですよ。(※「売上」ですからね、「収入」ではないですよ。「売上-経費=収入」)

 

でも、それでは「食べていくこと」は出来ないですよね。

食べていけるほどの「収入」を得るためには条件があります。

①単価が高い事

②単価が安い場合は、多売できる事

③集客に苦労しない事(安定的な集客ができる事)

 

例えば食べていくために「月30万円」の収入が必要なら…(※分かりやすくするために、ありえないけど「経費」が0円とします。)

 

A:30万円の作品なら月に1個売ればOK!

B:3000円の作品なら月に100個売ればOK!

 

さあ、AとBどちらが現実的?

30万円の価値がある作品を作れるようになること?

比較的簡単に作れる作品を毎月100人に売ること?

 

多くのハンドメイド作家が食べていくことが出来ないのはBを選択しているから。

Bは単純に、毎月100個の作品を作らなきゃいけないし、毎月100人のお客さんに売らなきゃいけない。

…もうだれがどう考えたって無理じゃないですか。

 

でも、多くの人はなぜかBを選択するんですよ。

その理由は何か?

僕は以下の3つのパターンに区分することが出来ると考えます。

①そもそも趣味の範疇で楽しんでいるから。収入よりも作る事や販売をするという体験を楽しんでいる人。(※ほとんどの人がこれだと思います。そして、これが本来のハンドメイドの楽しみ方であり「ハンドメイド作家」のあるべき姿なのかもしれません)

 

②高単価の作品を作るのは自分には無理だと思っている。最初から時間をかけて学んだり、自己投資にお金をかける考えがない人。(※手軽に始められて、簡単に稼ぎたいという考え。ダメな考え方というよりは、現段階でまだ知識がないだけなので考え方を学ぶ必要がある状態)

 

③学んでみたけど、高単価の作品を作るのは自分には無理だからと半分あきらめている。時間とお金をかけて学んでみたけど難しくて結果が出ない、または高単価にすることが怖い人。(※せっかく向上心も行動力もあるのに、結果が伴わない場合や高単価にする事が怖くて出来ないのは、学んでいる事が自分のフェーズにあっていないから。基礎が出来上がっていないのにテクニックを学んでしまっている状態、フェーズにあった事を学んで継続していれば結果を出せる様になる)

 

この様に区分すると、今回のテーマ「ハンドメイドで食べていきたいなら「①作家になる事」をゴールにしていては駄目だよ!」と言っている意味が見えてきますね。

 

「収入」を考えて活動していきたいのなら「ハンドメイド作家」の枠から出ないといけないんですよ。

要は「趣味(楽しみ)」の部分を「仕事(ビジネス)」に変換しなければ、絶対に「ハンドメイドで食べていく」は無理なんですね。

ちょっと誤解があるかな?

もちろん「好きなハンドメイド」で「趣味(楽しみ)」の部分を生かして食べていくことは可能です。ただし、それは一時的に可能なだけです。

悲しいことに売れれば売れるほど、その考え方では続けていくのが困難になります。

 

好きなものを作って売るだけで食べていけるなら、誰も苦労なんてしません。

一つの事が一生涯変わらずに続けられるなら、将来に不安なんてありません。

 

「ハンドメイドで食べていきたいなら」ハンドメイド作家になってはいけません。

「ハンドメイド作家」ではなく「事業家」にならないと!

 

「事業」なんて聞くと何だかハードルが高そうな感じがするけど、要は自分で事業をやっているという考え方がないと、食べていけるほどの収入を生み出すことが出来ないよ!

思考が行動を変え、行動が結果を変えるのだから。

 

根本となる考え方(土台)が出来ていないと、物事のとらえ方・やり方を大きく間違ってしまいます。

今は情報で溢れかえっています。

ハンドメイドで売れる為の講座やスクールなんかも増えてきています。

でも僕がリサーチしたり、実際に自身で体験して感じるのは、確かに「1~10」までしっかり教えてくれる講座やスクールもあります。

 

でもね…一番大事な事って「0~1」の部分なんですよ。

基本基礎、原理原則、土台となる「考え方」の部分

 

教室に通っても結果が出なかったり、よくある「〇〇の特集に載る方法!」みたいな講座を習っても結果が出ないのは「フェーズ(現在の自分の立ち位置、状態)」と学んでいることが合致していないからなんです。

基本的な部分が出来上がっていないのにテクニックを学んでも使いこなせる訳がないんですよ。

 

例えば、登山をした事がない人が、エベレストに登る為に必要な知識と技術を学んだところでほとんど意味がない事は分かると思います。

登山をしたことがない「フェーズ」の人がやるべき事は、登山の基本的な知識を学んだり基礎体力を付けるところからです。

ここをすっ飛ばしてテクニカルな事から始めてしまうから上手くいかないんです。

 

大切な事は「0~1」の部分

※僕がここで言っているのは、ビジネス用語の「ゼロイチ」ではありません。考え方の部分の話をしています。

 

という訳で、ここ1年程「オンライン教室」で「何を教えるべきか??」を試行錯誤していたのですが、僕から学びたいと言ってくれる人に基礎となる「考え方」をお伝えする勉強会の場として「にじたま塾」を始めます!

 

ただ、オンラインサロンの様な形でやるのか、YouTubeでやるのか、どの様な形にするのか?人数制限をかけるのか?細かい事や時期はまだ決めていません。

あまり「形」に拘らず、伝えたいことを伝えて、質問などを聞けて答えられる様なことが出来たらと思っています。

 

冒頭にも触れたのですが…家族の手術があります。

実は3月に妻の肺に腫瘍が見つかって、明日から入院、数日後に大きな手術をします。

そんなこんなで、6月中旬頃からスタートさせるはずだったオンライン教室の準備が止まってしまいました。

 

でも、まずはこのブログとYouTubeチャンネルで本格的に発信を始めていきたいと思いますので、羊毛フェルトというジャンルにかかわらず、ハンドメイドで食べていきたい!と考えている方は注目していただけると幸いです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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