ハンドメイドの収入で食べていく！②どんな作家を目指すのか？

羊毛フェルト【にじたま屋】作家のきたがわたけしです。

このブログは、ハンドメイドや羊毛フェルトを「仕事」にしたいと本気で考えている人に向けて、実際に羊毛フェルト一本で生計を立てている僕の「生の情報」を発信しています。

この記事では、僕がどうやって「ハンドメイド（羊毛フェルト）の収入で食べていけるようになったのか？」を具体的にシリーズでお伝えしていきます。

👇第１回目は「一番最初にやる事！」をお伝えしました。

nijitamaya.hatenablog.com

シリーズ第２回目！

今回は「どんな作家活動を目指すのか？」について説明していきますね。

僕は作家活動のタイプを大きく２つに区分しています。

「自分を満足させる為」の活動か、「他人を満足させる為」の活動か。

どちらが正しいとか、どちらが正解はなく、どちらも正しいし、どちらも正解。

その人の「目的」によって重要視していることが違います。

「自分を満足させる為」の活動

・自己の技術、表現を突き詰めるアーティスト思考（個性、世界観が重要）

・有名になりたい、凄いと言われたい（承認欲求を満たす事が重要）

・純粋に趣味として作ることを楽しむ（遊び、交流する事が重要）

※自分の意志を尊重し活動できるのを「自分を満足させる為」の活動と考えます。

「他人を満足させる為」の活動

・人が望む作品を作る（お客さんの満足度が重要）

・教室などを開いて人に教える（技術習得してもらう事、交流が重要※人により違う。）

※自分の意志よりも人の要望を尊重する必要があるのが「他人を満足させる為」の活動と言えます。

少し乱暴だけど、僕はこんな感じで分けて考えます。

まあ、実際は「自分を満足させる為の活動」でも、実力がついてきたら結果的に人を満足させる活動もできるし、「他人を満足させる為の活動」は、その対価を頂くことが結果的には自分の為の活動だから完全に分ける事は出来ないんだけどね。

何が言いたいかというと、「自分を満足させる為」の活動は「お金」にする事が難しくて、「他人を満足させる為」の活動はニーズに応えるので「お金」になりやすいという、それぞれの「特性」を理解する必要があるという事です。

これを理解していないと「こんなに良いものを作っているのに何で売れないの…」ってなってしまう。これは、目的と手段（行動）が合っていないからです。

僕の場合は、得意な事で収入を生むことが「目的」で、ハンドメイドは収入を得る為の「手段」と考えていました。

目的と選択した手段（行動）があっているから、ハンドメイドで生計を立てることが出来ているんです。

……んん？？

いやいや、ちょっと待って！

「僕の場合、得意な事…」って、あなた当時、羊毛フェルトを始めたばかりでしょ？？何でそれが「得意な事」になるの？？って思った方は鋭い！（笑）

鋭いけど、その考え方は違うんですよ。

自分の「好き」とか「得意」を勘違いしている人が多いです。

例えば「あなたの得意な事は？」と問うと「野球」とか「羊毛フェルト」とか、表面的な事で考えてしまいがちですが、そうではなく「なぜ、野球が得意になったのか？」「なぜ、羊毛フェルトが好きだと感じるのか？」という視点で考えてみる必要があるんです。すると、本当の自分の「好き」「得意」を知る事ができます。

僕の場合は「手先が器用」とか「子供の頃から絵や工作が好き」なんですが、これは表面的な事であって、本質的な部分では…「得意」は、強く興味の持った事、必要性を感じた事は諦めないで結果が出るまで続ける「しつこさ」を持っている事だし、「好き」は一人で黙々と集中する事なんですね。

もっと自分を「客観視」して、目的と手段（行動）を合致させてみましょう。

では、今回はここまでにして、これまでの事（前回も含め）まとめてみましょう！

①まず一番最初に「目的」をハッキリさる！これが全ての始まり！

「目的：何の為に、いつまでにどうなりたいか？」

②どんな作家を目指すのか？それぞれの特性を知って、目的を達成できる可能性が高い作家活動を選択して目的と手段（行動）を合致させる。

※次回予告～！！

①一番最初にやる事！

②「作家を目指すなら、どんな作家活動を目指すのか？」